DATSUNのボンネット オーナメント(マスコット)


日産自動車が1936年に発売したDATSUN(ダットサン)15型から17型までボンネットに飾られてたオーナメントは、写真のようにうさぎのモチーフだった。
早く走ることのたとえ「脱兎(ダット)」から引用したようである。
まったく、親父顔負けのギャグである。

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DATSUNボンネット オーナメント
DATSUN17型

写真のボンネット オーナメントは、1955年~1957年販売のDATSUN112型系セダンから、1956年~1959年販売の210型系までに採用された。
形は、より抽象化され風を切る早さを表しているように感じる。
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DATSUNボンネット オーナメント
DATSUN112型

ボンネット オーナメントは、本来ラジエターキャップにメーカーのシンボルなどのキャラクターを付けて飾っていたのが始まりである。
エンジンがボンネットで覆われるとボンネットの上に付けるようになった。
1950年代のアメリカ車にはメーカーが誇示するように競って飾られた。
デザインされたオーナメントは、車が輝いていた時代を表している。

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