「少年よ大志を抱け」-Dr.コトー診療所2006から-


・・・この辞書は、いつか君に話した、僕の命の恩人、僕が盲腸で死に掛けたとき、助けてくれた先生が、僕が医学部を目指すと決めたとき、頂いたものです。…
使い古しで悪いけど君に進呈します。…
ここに書いてあるのは、その先生から贈られた言葉、…ボーイズビーアンビシャス、という言葉を知っていますか、…そしてその後に何が続くか。…
少年よ大志を抱け、
お金のためではなく、
自分のためでもなく、
名声という空虚な志のためでもなく、
人はいかにあるべきか、
その道をまっとうするために大志をいだけ

と続くのです。・・・

このセリフは、先週の木曜日10月12日に放映された「Dr.コトー診療所2006」第1話で、コトー先生が剛洋(たけひろ)の中学受験合格のお祝いに英和辞書を郵送して剛洋が包みを解くところからのものです。
この有名な「少年よ大志を抱け」のフレーズは、誰でも1度は聞いた事があると思います。この言葉は、北海道大学(前札幌農学校)初代教頭のウィリアム・S・クラーク博士(1826~1886)が、明治10年(1877年)にアメリカに帰国する時に、見送りに来た10人ほどの学生に残した宝石のように輝きのある言葉です。しかし私は、「Dr.コトー診療所2006」の第1話を見て、その後に続くことばを知り、新鮮な驚きと感動で心が打たれました。

「Dr.コトー診療所2006」は、小学館週刊ヤングサンデーで連載、単行本は450万部を超える大ヒットとなって、フジテレビ系列で、2003年7月3日から同年9月11日まで木曜劇場の枠で、ドラマ化放送された「Dr.コトー診療所」の続編です。私は、「Dr.コトー診療所」の第8話を偶然見てからこのドラマが好きになり毎週見ていたので、「Dr.コトー診療所2006」が始まると聞いて楽しみにしていました。前回同様、病気・命・家族といった普遍的テーマを、濃密な人間関係で描くヒューマンドラマ「Dr.コトー診療所2006」は、私のお薦めドラマです。
今日の22:00から第2話がTV放送されます。

下記に「少年よ大志を抱け」の原文と通常訳されている文を書いておきます。
Boys be ambitious,
not for money, not for selfish aggrandizement,
not for that evanescent thing men call fame.
But be ambitious for attainment of all that men ought to be.
少年よ大志を抱け。
お金のためでなく、自己顕示のためでなく、
名誉という空しいもののためでなく、
本来、人間があるべき姿のために大志を抱け

英和辞書に書かれていたBoys be ambitiousの英文

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コメント

  1. homitoasahi より:

    こんにちは

    >人はいかにあるべきか、
    >その道をまっとうするために大志をいだけ

    この部分の訳は、やっぱりドラマの中のものが一番しっくりきます。
    トラックバックありがとうございました。

  2. オーナー より:

    homitoasahi さん、コメントありがとうございます。
    10月12日は東京へ出張中で「Dr.コトー診療所2006」の放送時間帯は、帰りの電車の中でした。
    息子に頼んでおいた録画を見たのが10月10日。感動してセリフを書きとめて12日にブログにUPする時にhomitoasahi さんの「朝日を待ちわびて」を拝見してTBさせていただきました。