「生誕120年藤田嗣治展」を見てから今日の宿、広島全日空ホテルについてチェックイン使用しょうとしたら、H社の社長からホテルに連絡が入っていて部屋のUPグレードと『宿泊代をH社様でお支払いになりますので』と言われびっくりしました。夜に一人で食事をするのが苦手なので当社担当のYさんに一緒に食事をしようと電話をしていたのが社長まで報告されていたようです。
H社のM社長は米国宝石学会(GIA)の大先輩で、私がアメリカに留学したのも沖縄で宝石のイロハを学んでいた時にM社長がすでにGIAのG.G.の資格を取られたのを聞いていて、これからは経験とか勘の時代で無いとの思いだったからでした。ですから宿泊代を出していただくなんて滅相もないと、すぐ電話でお話をして押し問答の末に宿泊代は私がということになりましたが、夜のレストランの手配をして下さっていてそれはありがたくお受けする事にいたしました。
20階のUPグレードされた部屋に入ると、目の前に広島湾が広がり正面左に江田島がそして右手に宮島が見える眺めの素晴らしいお部屋でした。
夕食の待ち合わせが19:00にホテルのロビーでしたので4時間ぐらい時間があったので原爆ドームを見てきました。1988年のNGS広島総会で一度訪ねた事がありますがそれ以来です。このドームの上空600mで原子爆弾が爆発20万の人々が犠牲になったそうで戦争の悲惨さを改めて感じ、目頭が熱くなりました。近くの原爆記念館はとても訪ねることができませんでした、といいますのは1988年に一度訪ねた時に涙が止まりませんでした。いま、あの時より涙腺がゆるんでいるので、とても展示品を直視できないと思ったからでした。
原爆ドームを後にしてホテルまで歩く事にしました。広島の市内を路面電車が走っていて、それを見て30年前の1976年に廃止になった仙台の市電を思い出し懐かしくなりました。商店街は、アーケードになっていて賑やかで仙台と似ているなーと思って見てきました。