仙台市の商店街クリスロードにある三瀧山不動院(開運招福、商売繁盛、真言密教、加持祈祷の寺。酉年生まれの守り本尊(不動明王)・眼の守護仏安置の寺。開運を呼ぶ福の神・仙臺四郎安置の寺)から仙臺四郎の絵が書いてあるあきない手拭を社員が買ってきました。
手拭には次のようなことが書かれています。
あきない
商売はあきないという
それはおもしろくて
しょうがないから
あきないなのだ
いつもおましろいから あきない商売を
笑顔がたえないから おもしろくないと
「笑売」となる 思っているとすぐあきる
「いらっしゃいませ」 いつも不平不満や
「ありがとうございます」 愚痴がでて心が次第に
いつも活発だから 傷ついた
「勝売」となる 「傷売」となってしまう
こんなお店には そのうち
誰もよりつかなくかり
「消売」となって消えてしまう
「笑売」しているのか
「傷売」をしているのか
「勝売」をしているのか
あきない商売をしているのか
このあきない手拭を読んで感じたことがあります。
ジュエラー(宝石商)は、欧米で信用のある尊敬される職業ですが米国から帰国した1973年頃の宝石商に対する日本の銀行の評価は非常に低いものでした。その時から欧米のジュエラーのように、誰からも信頼される宝石商になろうと決心しました。
その気持は今でも変わりません。昨年の9月に社団法人日本ジュエリー協会(JJA)と宝石鑑別団体協議会(AGL)が『宝石もしくは装飾用に供される物質の定義および命名法に関する規定』について発表した、「加熱」「含侵」「照射」「コーティング」などの宝石の情報開示も、9月1日からインタージェムでは正札に明記してお客様に正しい情報を開示しています。それは、自社の損得よりも、お客様を守りたい、大切にしたいという思いからです。
『宝石もしくは装飾用に供される物質の定義および命名法に関する規定』が発表されて4ヶ月に成りますが、いまだに対応していないお店が多い現実に、何時になったら信頼される宝石業界になるのか憂えずにはいられません。