麓の方を見ると湯殿山神社の真赤な大鳥居が緑の樹海の波間に浮いて神々しくみえます。今年も恒例になった出羽三山に来ました。
湯殿山神社からバスで出羽神社に向うバスの中から明日(7月8日)登頂する月山が雪渓を抱いて見えています。7月1日の月山山開きから6日まで天気がよくなかったようです。
出羽神社の表参道の随神門より杉木立の継子坂を下りると祓川(はらいがわ)に掛かる朱塗りの美しい神橋に出ます。昔、三山詣での人々は必ず祓川の清き流れに身を沈め、水垢離をとり登拝の途についたそうです。
神橋から右手に懸崖から落ちる須賀の滝を見ることが出来ます。神橋を渡り須賀の滝の下まで来ると水しぶきが顔にあたり清々しく聖域に足を踏み入れた実感がいたします。
しばらく平らな石畳を歩いて行くと国宝の五重塔が左手の奥に凛とした姿で建っています。ここから2,464段の一の坂、二の坂、三の坂の石段の始まりです。参道の両側は樹齢300年から600年に至る老杉の並木で特別天然記念物に指定されています。
今年も登りました。随神門から二の坂の登りきった所にある茶店でところてんを食べて三神合祭殿のある羽黒山頂まで今までの最短45分で登りきりました。
次回は、月山からの眺望をお届けします。
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