オーナーズ・アイ一覧

華やかな客室乗務員の実態


サンフランシスコ往復の客室乗務員が同じでした。
訪ねてみると、サンフランシスコ路線は乗務時間が11時間以上の為、到着地で中一日の休みがあるそうですが、ハワイ路線(8時間)など乗務時間が11時間以内の時は、到着した次の日に乗務するそうです。中一日あると観光とか、ショッピングをするのかと思いましたらホテルで休養を取って次のフライトに合わせて体調を整えているそうです。それでも客室乗務員には時差ぼけはないのでしょうかね。慣れなのでしょうか、それにしても仕事ですから月に何回かは乗務があるのでしょうから大変です。

ところでこの時差ぼけですが、これはバイオリズムが狂うから起こるのだと思います。
バイオリズムとは「bios=生命」と「rhythmos=規則正しい律動」というギリシャ語を組み合わせた言葉で、「人間の生命・生活のリズム法則」を意味。
自然界にはすべて固有のリズム、地球が1日24時間で1回転し、365日で太陽の周囲を1回りします。人間も例外ではなく昼間活動をし、夜は睡眠をとり休憩する、心臓は1分間に70回鼓動を打ち、肺は1分間に約16回呼吸をします、この規則正しいリズムを生物学では「生物時計」と呼んでいますが、バイオリズムもそういった「生物時計」の一つなのだそうです。

客室乗務員の行動を見ていると、かなり大変な事が分ります。飛行機は飛んでいる時、機首の方がほんの少し上がっていて勾配になっています。その機内の細い通路を飲み物や機内食の入った重いワゴンを押して周ります。ワゴンを止めて機内食を配る時、彼女達は腰で下がるのを押さえています。かなりの重労働を夕食朝食と2回もしなければなりません。
腰痛で乗務が出来なくなって辞める人もいるそうです。それにトイレに行く機会を逸して膀胱炎になる事もあると以前なにかで読んだ事があります。

常に彼女達は笑顔で行動しています。客室乗務員になる為の訓練期間に徹底して身に付けるのでしょうが、何時も如何なる角度から誰に見られていても良いように、口角を上げて目に優しさをたたえ、穏やかにそしてにこやかに応対しております。並みの私などなかなか出来ない事と感心してしまいます。

「大変ですね」といいますと「好きでないと出来ませんね。」という答えが返ってきました。

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公平と平等


25日無事にサンフランシスコから帰ってきました。
今回の旅行中に感じた事を、旅行記とは別に違った角度で書いていきたいと思います。

表題の公平と平等のお話をする前にクイズを出します。
「12,77,237」この数字が何か分りますか? では「2,4,8」を加えるとさて?それでは、B747-400では・・・・・・。

上の「12,77,237」数字は、サンフランシスコに行きと帰りに乗ったJALジャンボジェット機B747-400のファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスのそれぞれの座席数です。「2,4,8」の数字は、各クラスの使える化粧室の数です。
ファーストクラスは6人に1室の割合で化粧室があり、ビジネスクラスは19.25人に1室の割合。エコノミークラスは、29.625人に1室の割合になります。ビジネスクラスの後方に座っている人は、エコノミークラスの化粧室も使えるので15人に1室位になるのでしょうか。

JALのサンフランシスコ往復運賃は、ファーストクラスは割引がありませんので¥1,010,400です。ビジネスクラスの割引平日発で¥350,000、年末年始を除いた平日発のWEB悟空エコノミークラスで¥60,000~¥80,000です。
お金を払った分の座席の広さ、使える化粧室の数、料理、コスメティックキットのプレゼント等々明らかに料金による違いが有ります。支払った金額に見あった公平なサービスがうけられるのです。

平等とは、全ての人間に与えられている「24時間の時間」と「法の下の平等」だけだと言うことを聞いた事があります。
ファーストクラスに乗った人も、ビジネスクラスに乗った人も、エコノミークラスに乗った人も11時間で成田からサンフランシスコに一緒に運んでもらえます。
ファーストクラスだからといって特別に銃器や刃物を持って乗れませんし、タバコも吸えません。勿論国籍や性別、年齢、人種、宗教が違っていても搭乗拒否をされる事はありません。飛行機に乗っている人の全てが「24時間の時間」、「法の下の平等」にあつかいをうけます。

私は、常に平等にと考えてしまう性格の為か、公平と平等を混同してしまい公平さを欠いてしまうことがありますので注意をしなければと思います。

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「ゴーヤチップ」


お菓子屋さんで「ゴーヤチップ」を見つけました。
食べてみるとあの苦い独特の味がしました・・・・・・・

沖縄で宝石店を経営している父の知人が、宝石を教えるから来ないかと誘って頂きました。1970年に大学を卒業すると沖縄に行きました。まだアメリカが統治していた時代です。日本なのにパスポートみたいな身分証明書を取得し、入国検査、税関検査があって沖縄に入れました。

仕事が終って住込み先の社長宅に帰ると、苦瓜(ゴーヤ)とコンビーフの炒め物がほとんど毎日食卓に出ます。始めの半年ぐらいは、苦くて、苦くて、よくこんなものを沖縄の人は食べられると感心したものでした。半年もすると不思議なものであの苦さが美味しく感じてきました。
沖縄の食べ物の思い出といえば、味噌汁にラードを入れるのにはびっくり。それに「へちま」が具に入っていました。「へちま」のふわふわした食感は好きでした。
それから沖縄のそば、これはまずかった。そば粉が入らないの小麦粉100%の麺は、薄味でモサモサという感じのとても日本そばとは違う物でした。

私の宝石商としての原点は沖縄。夢と希望に満ちあふれていた頃でした。約2年間沖縄に滞在。在庫管理、営業、接客、加工技術(特に手造り職人の隣で6ヶ月教わる)を学びました。
アメリカの米国宝石学会GIA(ダイアモンドの国際的グレーディング基準、『4C』の考案、カリフォルニア州からの助成金を受ける、NPO非営利組織。)で鑑定士の資格G.G.を取得出来ると知ったのも沖縄でした。

・・・・・「ゴーヤチップ」が懐かしい味と共に初心を思い出させてくれました。

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好青年の訪問


昨日の午後2時、ネバダ州ツーソンのGIA表彰式でお会いした小島さんが弊社にいらっしゃいました。
小島さんは6月9日に米国より帰国し、15日にメールで私のジュエラー(宝石商)としての経験と宝石業界の状況について、話を聞きたいので仙台に伺いたいとの申し出があり、昨日お会いする約束をしました。

小島さんの事は[佐藤郁雄のラスベガス&ツーソン紀行]で『式の後、ロビーで「NGSの佐藤さんですね」と昨年10月にNGS・GIA-CLUBに入会された小島さんに声を掛けられました。小島さんは、一度社会に出てそれからGIAの宝石学コース(G.G)を卒業し、GIAのビジネスコースを受講中の好青年です。こういう方が日本を離れ頑張っていると思うとNGS・GIA‐CLUBがネットで絆を持てる事の意義は大きいと感じました。』とご紹介しております。

宝石の小売をはじめた経緯や現状、私のサンプルストーン(原石、貴石・半貴石の裸石)コレクションを見ながら宝石の話等々、あっという間にお帰りの4時30分になってしまいました。

小島さんとお話をしていて、私も会社を興した頃は彼と同じように色々な方のお話をお伺いし、多くの方々のお世話になって今が在ること。そして日々の忙しさから時として忘れかけてしまう初心を小島さんのお陰で再認識した一日でした。

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「信用」


先日、新婚のOさんご夫妻が『近くまで来たので寄ってみました。』と言ってご来店下さいました。お茶を飲みながら色々なお話をした中で、初めてご来店したときの事を話してくださいました。
『インタージェムでダイヤモンドの説明を聞いてから他店を回ったんですが、インタージェムはアンケートも取らないし、売り込もうという感じが全くなくてストレスを感じませんでした。それに何度訪ねても変わらないスタッフの応対が気に入りました。そうじゃないと近くに来たからって寄ってみようと思いませんものね。』と嬉しいお言葉を頂きました。

そこで改めて感じたことは、「信用」を得る事、それは商品の信頼性はもとより誠実に誠意をもってホスピタリティのある心からのおもてなしを日々おこなう事。それでも「信用」は目に見えませんし、「信用」はお店の中に蓄えられている訳でもないと思うのです。「信用」は、お客様の心の中、頭の中に蓄積されていくものだとおもいます。これからもインタージェムは、今まで以上にお客様を大切にし、お客様の心の中に「信用」を築いていきたいと考えています。


親切にふれて


先日気仙沼に出張したお話をしましたが、その帰りの事をお話します。
気仙沼から45号線を車で南下して1時間位の所に志津川町があり、町を通り抜けてすぐに志津川湾を望む道路沿いに南三陸ホテル観洋があります。そこのラウンジからの眺望が大好きなので昼間に通った時は、必ず寄って景色を楽しみながらコーヒーを飲みます。一度は宿泊して水平線から昇る太陽を見てみたいと、いつも思っているのですがなかなか実現できないでいます。この絶景を動画で(https://www.intergem.co.jp/owner/m004.wmv)皆さんにご紹介しようと立ち寄り撮影して帰ってきました。

翌日の19日、名刺入れを紛失したのに気づきましたが、何処でなくしたのか記憶にありませんでした。21日の土曜日に南三陸ホテル観洋から、ご親切にお手紙と一緒に私の名刺入れが届きました。ラウンジで写真を撮っていたときに落としたようです。大切な名刺も入っておりましたので助かりました。さり気ない心づかいに、このホテルの社員教育の素晴らしさを感じました。

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