4日、JR御徒町駅から電車に乗って有楽町で降りてホテルへ。愛妻とロビーで落ち合い、今日の夕食は彼女がセッツティングした銀座うかい亭でステーキと聞かされる。ルームキーを受取り、ミーティング途中の彼女と分かれて部屋に入る、『うーん、まだお腹がすいていない』、部屋の中でジョギング開始すること30分、シャワーを浴びて19:00ロビーに行き友人Sさんご夫妻と会って話をしていると、しばらくすると愛妻も来ました。
4人でタクシーに乗り歌舞伎座近くの銀座5丁目時事通信ビルに入っている銀座うかい亭へ。数段の階段を上がって重厚なドアの中へ入ると大きなケヤキの梁や拭き漆の柱があり、ビルの中とは思えない異空間が広がる。
エントランスロビーには19世紀末のアールーヌーボーのエミール・ガレのデキャンターとグラスが飾られていて、ひと部屋ずつデザインされているという個室に案内される途中にもエミール・ガレと同時期のルネ・ラリックのガラスが飾られていました。食事の前にシャンパンで乾杯。シャンパングラスは、クリスタルガラスの透明感とどっしりした重さのバカラ社製でした。フォークとナイフもフランスのクリストフル社製です。
鉄板焼料理の前に4品のお料理を頂く。良く冷やされた「むらさき雲丹のジュレ」のほのかな磯の香りとウニの甘みがこれからの料理に期待がふくらみます。「フォアグラの加茂なすのソテー」はフォアグラ独特の癖が無く口の中に広がる美味しさは格別でした。ソムリエが進めてくれたワインはフランスボルドーの渋めの赤でした。フォアグラやこのあとのステーキにピッタリの芳醇な銘酒です。
料理の盛られている器、ご覧になりましたか。「むらさき雲丹のジュレ」の器は天目釉、「フォアグラと加茂なすのソテー」と「ヴィシソワーズ」の器はドイツのマイセン磁器、「空豆の冷製スープ」はハンガリーのヘレンド磁器です。器が良いと料理がいっそう引立ちますね。
鉄板焼料理については、次回に掲載します。
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