2005年02月一覧

宝石は腐らないか


時々コメントを戴いている仁醒 さんが「宝石は腐らないか」というタイトルでブログに 書いています。

先日、ジュエリーのリフォームで秋田市からカップルが御来店下さいました。
その方たちのお話を致しましょう。
リフォームは、プラチナのダイヤのリング2点と同じくペンダント1点で今流行りのスリーストーンのペンダントに加工する依頼でした。
もう一点は真珠のリングとシングルカットの小さなダイヤが9個付いたリングで、今お持ちのイヤリングと同じデザインでペンダントに加工する依頼でした。
以上の2点は簡単にお話が進んだのですが、お母様がお婆様に買っていただいたWGのアクアマリーンのリングのリフォームで、ペンダントにするか、リングにするか悩まれておりました。
そのリングは、かなり使い込んで裏にべったりと白く汚れがついた40年ぐらい前のデザインなので、クリーニングをして差し上げたら、アクアマリーンの石が見違えるように鮮やかなブルーの色に成りました。
40年程前には、とても斬新でモダンなデザインリングだったのでしょうが、指に着けると20mm位高さがあって今のデザインとは違っています。
私が、「懐かしいデザインなのでレトロ調で、かえってこのまま親指とか中指にすると素敵だと思いますよ、お友達にどうしたのと聞かれたら、指輪のストーリーをお話したら会話に花が咲くと思います。またリフォームはいつでも出来ますが、このデザインはもう作れませんからね。」とお話しました。
お二人は、喜んでお帰りに成りました。

ジュエリーの価値には、耐久消費財と違って、変わらない使用する価値(Value in Use)があります。
今回は、リフォームして使用することと、物語を受け継いでいく二つの事に出会いました。
いつまでも、ジュエリーと一緒に思い出を大事に大事にして頂きたいと思います。


過ぎたるは猶お及ばざるがごとし


先週、財務プランニングの当社担当のOさんが見えた時、『社長がHPを更新しているのですか?』と聞きますので『専門の制作会社にお願いしていますけれど、オーナーズノートは勿論私が更新しています。』と言うと『よく時間がありますね。』と彼。
その言葉を聞いた私は、『机でブログを書いている時間があったら、営業活動をしたらどうですか。』と経理の専門家が言っているように思えたのです。それは、多分ブログに夢中に成っている自分自身を無意識の中で見つめていたのかもしれません。その反省の為か、毎日のようにブログを書いて更新していた間隔が暗示に掛かったように開いてきました。しかしその反面、意識してお客様と会う機会を多くとるようにしました。

昨夜、食事の席で彼と会ったので、『Oさんに良くブログをやっている時間がありますね、と忠告されたのが、いい薬になって売上も上がっていますよ。』と感謝の意味をこめてお話したら、『そんなこと言ってませんよ!』と言われてしまいました。多分彼は、『忙しいのに良く時間を作って更新していますね』と感心して言ったのでしょう。しかし、私は忠告と受け取って、かえって仕事の面でプラスに向いたのかなと思います。

ところで、私にとってブログを書くことは、物事を色々な角度からみて表現が出来るので、観察力と思考力の鍛錬?。それと気分転換が出来る時間なので、時間をつくってこれからも続けていくつもりです。


ブーム


『ブーム(boom):にわかにはやり出すこと。』
東京の原宿で流行だし、仙台でも以前は数店見かけたクレープのお店も、ほとんど見かけなくなりました。そういえばメロンパンも昨年の夏ごろは暑いのに列を作って並んでいましたが、今は誰も並んでいません。
何かのキッカケでブームになるのでしょうが、熱しやすく冷めやすい日本人の気質なのでしょうか、いつのまにか消えていってしまいます。

実は、今日メロンパンを焼いているまえを通ったので、一つで二度美味しい「あんメロンパン」という文字に釣られて会社の皆に買ってきました。思ったより美味しいのですが大きすぎます。おやつなら半分の大きさで十分だと思いますし、もう一個食べたいなと思うようにすると次の購買につながるのでしょうね。

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コルト バントライン スペシャル .45(モデルガン)


写真の「コルト バントライン スペシャル .45」は、1881年保安官ワイアットアープがOK牧場(ガッツ石松ではありません)の決闘で使用したといわれているピストルです。

このモデルガンが私の手元にある理由をお話しましょう。
高校3年の時、始めて射撃競技と言うものを教えていただき、東北工業大学に射撃部を設立した時の初代コーチをしていただいたSさんが一昨年入院されました。お見舞いに伺ったとき、子供のように誇らしげに『郁雄、「コルト バントライン スペシャル .45」欲しくてや、買ってんだけど病院に置いておけないから家にあるんだ。送るから見てみろ、いいぞ。』といわれるので、『退院しましたら一緒にみましょう。』と約束して帰ってきました。しかし、その約束も叶わず昨年2月24日59歳の若さで亡くなってしまいました。
「コルト バントライン スペシャル .45」を一緒に見てみたかったと思いましたが、その事は、ご家族にもお話しませんでした。ところが、昨年の6月、弟さんご夫妻から「コルト バントライン スペシャル .45」を形見に頂戴いたしました。
Sさんは、私に見せたかったんだろうな、『郁雄、どうだ凄いだろ。』と言いたかったんだろうな、と思ったら涙が出てきてしまいました。プレートにSさんの名前を刻んだ特製のケースを作り、壁に飾ってSさんを偲んでいます。

宝飾品のリフォームで形見のお品をお持ちになって、価格を聞かれる人がおられます。私は、その方との思い出を大切にされる事にこそ価値があるとお話しします。

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インタージェムHPのトップをチョッと変更しました。


おかげさまで来月、インタージェム会社設立30周年に成ります。本当に皆様のご支援のおかげと感謝致しております。その感謝の気持をロゴにしてホームページのトップページに貼りました。ありがとうございます。

それから、「オーナーズノート」のバナーが下にありスクロールをしないとクリック出来ないので上に持ってこれませんか、と愛読者?の方から言われました。デザインの関係で動かせませんのでフレームのグレーの上にリンクを貼りました。これからも「オーナーズノート」を宜しくお願い致します。

オーナーズノート


大雪


昨日、早朝から降り続いた雪は、夜のテレビ各局のニュース番組でも全国ネットで取り上げられました。
夜半には雪は止みましたので今日は、安心して車で出勤してきました。
写真は、まだ気温が上がらない早朝に撮りました自然の芸術です。

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ホームドクターとホームジュエラー


先週から喉の痛みが治らないので親の代からお世話になっている医療法人漆山医院へ3年ぶり(風邪も引かなかったので)に行ってきました。
我が家のホームドクター漆山昌伸先生(写真)は、宮城県厚生病院、宮城社会保険病院で勤務され昨年大先生から医療法人漆山医院を任されました。漆山昌伸先生は、下記の三つのホームドクターの条件を兼ね備えた先生です。
1.優れた知識と技術を持ち合わせている。
2.その知識と技術を用いて病気の状態を十分に把握し、患者にきちんと説明して不安を取り除いた上(インフォームドコンセプト)で、患者と共に疾患ととりくむ姿勢を持つ
3.設備や疾患の専門性などによる限界を見極めて、然るべき適切な病院を紹介できる(大きな病院との連携がとれている)

薬を処方して頂き、安心して帰ってきました。

宝飾品と所有する人々にもホームドクターのようにホームジュエラーが必要だと思います。
海外ブランド品を求めるのは良いのですが、修理やサイズ直しが出来なくて困っている方を見るたびに、販売する前にきちんと修理やサイズ直しの情報をお伝えすべきだと思っているのです。
ホームジュエラーは、宝石の知識は勿論、貴金属の特徴や加工技術にも精通していなければなりません。
私は、アメリカのGIAに行く前に沖縄の宝飾店で2年間宝石のいろはを教わりました。その時にその宝飾店の一番上手な細工職人の隣で6ヶ月宝飾品の加工を習いました。
修理やリフォームなどの依頼があったときに適切なアドバイスが出来るのは、その時の経験がものを言っていると思います。
一生、或いは代々所有するであろう宝飾品を大切にして欲しいと思うのです。

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松島・瑞巌寺


2004年12月22日付けのブログ、JR池袋駅の「いけふくろう」で入院中の友人のお見舞いに行ったことを書きましたが、退院したのでお礼にとわざわざ奥様と昨日仙台まで来てくれました。
いつも仕事で仙台に来るのですが、観光などした事が無いと言うのです。それで今日は、我が愛妻と共にお二人を松島に案内いたしました。3連休の中日、観光シーズン前でしたが台湾からの観光客など凄い込み様でした。五大堂を見てから国宝の瑞巌寺に行きました。門をくぐった所にガイドさんの詰め所があり、そこで案内を頼みました。2枚目の写真は樹齢400年の杉並木から門の中に松島が見える絶景の場所です。ガイドさんも慣れたもので写真の構図も上手に撮ってくれました。
昼食は松島を避けて塩竃の翠松亭にしました。やはりここも混んでおりましたが、タイミング良く座る事が出来ました。

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風邪気味か


15:00頃から鼻の奥とのどが少し痛くなってきました。
多分昨日展示会の打ち上げで塩島先生と0:00頃まで飲みながら話し込んでいたので疲れが出て風邪が引きそうな状態になってきたようです。
体調のせいかブログの投稿もアイデアが浮かびません。全てに気がでない状態です。


アイボリー・ブローチ


今日から始まりました「ピクウェ」展ですが、塩島先生が彫刻した象牙のブローチを見て驚きました。
60mm×70mm×9mmの中に樹木、鹿が3頭が躍動的に彫られています。現在ヨーロッパでもこれだけの彫りが出来る人はいません。19世紀ビィクトリア時代のアンティーク以上の素晴らしさです。
先生の技術、美的センス全てが超一流である事がお分り頂けると思います。
写真では、十分にお伝えできないのが残念です。明日まで催しをしておりますので是非お出かけください。

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