株式会社インタージェム様
こんにちは。先日お電話させていただきましたSです。指輪のサイズ直しをおねがいいたしたく、遅らせていただきました。 20号(?)→13号 デパートのジュエリー・リフォーム・コーナー等、何件か行ってみたのですが、「このリングはサイズ直しができません。」と、みな断られてしまいました。・・・・・・ という書き出しで虹色をした石が付いた金色のリングが横浜市にお住まいのSさんから送られてきました。
断られた理由は、10KSと刻印があるが素材が分らない。サイズ直しは±3までということでした。
職人に見せたら、素材が金や銀なら出来るけどアルミニュームだったら溶けやすいので出来ないということでした。
Sさんに電話で連絡をとりましたら、インターネットオークションで落札したそうです。壊れてもいいから直して欲しいということでした。昨夜職人に頼み今夜出来てきました。素材は、9Kか10Kだと言うことでした。サイズもきれいに直ってました(写真参照)。本日Sさんに再度お電話をして金額は送料代引き手数料込みで¥4,000でできたことをお伝えしました。
はじめ、付いていた石はガラスに何かを蒸着させたものかとかと思ったのですが、Sさんは、宝石の名前が表題の、トリリアント・マーキュリーミスト・ファイアートパーズと言うことなので調べてみました。屈折率は爪が邪魔して測定が難しく、水晶の数値にも見えましたが何度かためしていると、トパーズのあたりの数値を示していました。偏向性は複屈折性でした。この結果、最初に思ったガラスでないことが分りました。顕微鏡で観察すると確かに何かを蒸着したような表面です。多分この石は、トパーズにチタンを蒸着させ、人工的にイリデッセンス(虹色)を作り出したレインボートパーズ(ミステリックトパーズ)ではないかと思います。