ヨーロッパにご旅行されてイヤリングと書いてあったので買い求めたらピアスだったので作り直してほしいと、インタージェムのHPをご覧になりご来店されたN様。
素材が貴金属でないのとダイヤモンドに見えるのがガラスでしたから熱をくわえられないむねを説明して出来ませんとお応えしたのですが、とても残念そうでした。
お話をお聞きすると、オーストリアの首都ウィーンにあるシェーンブルン宮殿で、エリザベート皇后(愛称シシィ)の髪飾りをモチーフにしたものだったそうで、旅行の思い出に求めたものなのだそうです。
私も海外で記念に西洋指貫やショットグラスを買い求めてきますから、N様の直して使いたいという思いが伝わってきましたので何とかして差し上げようとピアスを見て考えてみました。
上の写真でオレンジ色で囲ったピアスの針の部分が簡単に根元から折れたので、赤色で囲った部分をシルバー製バネ/ネジ式イヤリング金具に取り換える提案をしました。
それは、耳に着けないときは金具が飾りの上に出て見えてしまいますが、耳に着けると耳たぶで抑えることと、正面からイヤリングを見ると金具が隠れてしまうことを説明してイヤリングにジュエリーリフォームいたしました。
出来上がりをご覧になられたN様、とても感激されました。
写真の赤色で囲った部分がシルバーのイヤリング金具でこの部分を取り付けるのに板バネの調整や穴のサイズを削って合わせたりと工賃が意外にかかってしまいました。
掛った費用は¥6,000(税込)